2016-01-01から1年間の記事一覧

混迷してきた為替市場、今は様子見か

ドル円が想像以上にショートが溜まっていたのだろうか、109.39円前後までショートカバーで上昇した。このレベルは、日銀政策変更なしで急落した際、108円台に突っ込んだ後の戻り高値が109.40円前後であった。よって、重要なレジスタンスと考えて良いだろう。…

ドルインデックスがダウントレンド入り

ドルインデックスの週足チャートを見ると、雲を下抜けようとしている。ドルが全面安になる可能性が出てきた。このところ、円にばかり注目が集まったが、上海合意を考えると、ユーロドルも抜けるとすれば上方向なのだろう。豪ドルもじわじわ強い。ドルカナダ…

タカ派的な発言が続くFRB理事達

猛烈にDovish(ハト派的)であったFOMC声明内のいわゆる「ドット」を見て、マーケットはドル売りに傾いたが、その後、ロックハート、ウィリアムス、エヴァンス、ブラードと比較的中立よりハト派と思われる理事達が、相次いで「4月利上げ」の可能性に言及した…

中央銀行に好まれ始めたマイナス金利の円

マイナス金利導入後も、円高圧力が消えない。コモディティ価格のリバウンドがミニリスクオンマーケットを形成すると考えられてきたが、ドル円は114円台が鬼のように重く、ダラダラ軟化している。中国が1月に2兆円ほどJGB購入したという数字に現れているよう…

Brexit阻止をG20に懇願したオズボーン財務相

2014年のスコットランド独立投票の時と違い、今回のキャメロン政権は必死である。本日のFT紙によると、オズボーン財務相はBrexitを選択しないよう英国民に呼びかけるG20声明文を要請しているという。他の国々も、Brexitがグローバルリセッションの引き金にな…

ドル全面安、この背景は?

昨日の海外市場ではドル円が117.05円前後へと暴落した。しかし、それだけでなく、ユーロドルも節目となる1.10を突破し、1.1145と久しぶりの高値へと急騰した。ユーロドルだけでなく、豪ドル、英ポンドも上昇と、ドル全面安の状況だった。何が起こっているの…

日銀、マイナス金利導入

一部には意外性を持って受け止められているようだが、日銀が本日何がしかの緩和策を提示することは、広く予想されていたと思われる。付利引き下げは、銀行経営を直撃するため、これは日本では無いのではないかと思われていたが、既存の当座預金には0.1%の付…

これは去年のチャイナショックと同じなのか?

中国人民元が軟化し、上海株はサーキットブレーカー、世界中の株価が下落し、状況としては昨年夏に経験したチャイナショック同様の動きとなっている。一度経験しているならば、その経験を生かさなければならない。同様の動きになると想定すると、ユーロドル…