Brexit阻止をG20に懇願したオズボーン財務相

2014年のスコットランド独立投票の時と違い、今回のキャメロン政権は必死である。本日のFT紙によると、オズボーン財務相はBrexitを選択しないよう英国民に呼びかけるG20声明文を要請しているという。他の国々も、Brexitがグローバルリセッションの引き金になりかねないので、応ずる可能性もあるという。

また、穿った見方をすれば、そこまでしなければならないほど反Brexit派は追い込まれているとも言えるし、見た目の世論調査よりBrexitの可能性が高いのであろう。

本日はG20前なのでボケた相場にならざるをえないが、来週以降は少し荒れ気味か。やはり焦点はGBPであろうか。

また、米大統領線が荒れており、来週のスーパー・チューズデーで、かなりハッキリとした図が見えてくるだろう。共和党側はトランプ氏がほぼ確実だろう。民主党側がどちらかわからないが、仮にサンダース氏になると、まともな米国の時代は終わったということになる。その時点で、ドルは非常に危うい。どちらもドル安政策を採ってくるだろう。