ドル全面安、この背景は?

昨日の海外市場ではドル円が117.05円前後へと暴落した。しかし、それだけでなく、ユーロドルも節目となる1.10を突破し、1.1145と久しぶりの高値へと急騰した。ユーロドルだけでなく、豪ドル、英ポンドも上昇と、ドル全面安の状況だった。

何が起こっているのであろうか? 株価はマチマチの動きであった。ISM非製造業の数字が殆どリセッションレベルに近づいており、これまで「製造業が良くて、非製造業が悪い」論法も使えなくなった。

長期金利が急低下していることが原因だろう。米長期金利は、何を恐れて急低下しているのであろうか。もう既に今回のリーマン・ショックにおける資金のつながりを発見したので会おうか。人々が恐れている、その何かを特定できないので、殆どの人達が迷子になったような気分になっているのだろう。

しかし、昨日見たドル単純高は久しぶリの展開だった。少し様子を探ってみたい。