ヘルスケア法案頓挫でドル下落

米上院で審議を続けていたヘルスケア法案だが、結局4人以上の共和党員が反対している状況を覆せないので廃案がほぼ確定した。

トランプ大統領は、「オバマケアをまず廃案にしてから作り直そう」とツィートしているが、どこまでも頭の中がお花畑だ。

おそらく、トランプ政権では何も決まらない。
しかし、だからドルが永遠に弱いということもないだろう。
米経済の強さは、トランプ氏とは関係ないところにある。

ユーロドルや豪ドルが上昇するのは自然だが、問題は「円」だ。
ドル円も他の通貨と同様に下落するのだろうか。
それとも、クロス円に支えられてドル円は踏みとどまるのか、判断は難しい。
トレードとしては、両睨みにならざるをえない。