次はECB理事会に注目

日銀政策決定会合のあと円安が進んでいる。

同時に発表された展望レポートで2%の物価目標達成を2018年から2019年へと先延ばしし、現状の金融緩和政策がこれからも長い間続くということが確認されたためだ。

米欧各国が出口に向かっているが、日本は政策を維持しなければならない。
政策の方向性を考えると、非常にわかりやすい展開。

次はECB理事会が注目だ。
ゆっくりと来年のテーパリング開始に向かっていくことになると思われる。
ドラギ総裁がしっかりとテーパリングについて語れば、相場は簡単になる。
ただただ、豪ドルを(対円で?)買っていれば良いことになる。

問題は、ドラギ総裁の(ちゃぶ台返し)か。
市場はやや先のめりしているかんじがある。
市場期待の調整を目的に、急にハト派的になる可能性はある。
それには注意したい。